2016年12月21日水曜日

スルッと関西3Day切符のフィナーレを迎えて

 長い間お世話になったスルッと関西3Day切符が、今年の秋をもって終了を迎えました。毎年春・夏・冬のシーズンともなれば加盟する交通機関をフルに使って山歩きから観光まで四季折々の景色を存分に愉しむことができました。

 今秋の最終回は、最近人気沸騰の伊藤若冲をフィナーレに選んで京都相国寺承天閣美術館から京都国際博物館で開催中の伊藤若冲生誕300年祈念を鑑賞した後、帰路大阪中之島で開催中の大阪イルミネーションを文字通りのフィナーレとすることができました。


まず最初に選びましたのが相国寺承天閣美術館で、大阪梅田から阪急電鉄京都線で烏丸駅下車、京都市地下鉄南北線に乗り換え今出川下車のあと烏丸通を僅かに北上、相国寺の案内表示に従って相国寺境内へ法堂を過ぎたところに承天閣美術館の案内に従って入場します。
烏丸通から案内表示に従って境内へ
法堂
承天閣美術館案内表示
静かな佇まいの中の承天閣美術館、館内では小雨が降ってはいましたが終わる頃には止んしまいました。
当館では、本邦初公開の「鸚鵡牡丹図」をはじめ若冲作品が多数展示されており、なかでも鹿苑寺金閣の襖絵には圧倒されました。また、来年にも新たな作品展示への期待と、南の今出川通を挟んで京都御苑内の京都迎賓館鑑賞もあり、今から楽しみにしています。

じっくりと鑑賞した後今出川通りを東へ歩いて出町柳へ、京阪電鉄を利用して七条下車した後そのまま食事を取らずに国立京都博物館入場、幸いなことに年齢が70歳を越えており無料で家内のみが入場料を支払うことになりました。
館内での鑑賞が終わって出る頃にはすっかり青空が拡がっていました。
雨上がりのせいか京都タワーが若干霞んで見えました。
本館正面のロダン作「考える人」の前の噴水も水蒸気が立ち込めていました・
当館では、若冲作品では「果蔬涅槃図」「百犬図」のほか「石灯籠図屏風」をはじめとして28作品のほか新春特集陳列で雪舟筆「四季花鳥図屏風」も見ることができました。
 
 これで今年春のMIHO Musiumから秋の京都市美術館、そして今回の国立博物館まで、都合三回におよぶ伊藤若冲鑑賞は終え、帰り着いた大阪の中之島で開催中の大阪イルミネーションが文字通りフィナーレとなりました。
堂島川の観光船
中之島公園を彩るイルミネーション
中央公会堂中央壁面を飾るプロジェクション・マッピング


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