2015年11月21日土曜日

京の洛西、洛東をめぐる紅葉狩りへ

一昨日、朝からの曇り空をおして紅葉狩りへ、
予報では時間とともに晴れでしたが、
案に相違して終日の曇り空でした。

 自宅から電車を乗り継いで阪急嵐山をスタートしたのが11時頃、渡月橋をわたって最初の訪問先の宝厳院では色づき始めで入山を見送って天龍寺入山。
ついで、嵯峨野に入って常寂光寺、二尊院もタイミングがいささか早く外部から鑑賞した後コンパクトな佇まいの祇王寺、化野念仏寺へ入山。(この間は、徒歩)
曇り空と日没時間を考えて洛西の紅葉狩りは終了、市バスを利用して嵐電嵐山駅到着。

出発点となった渡月橋、山並は色づき始めた程度
見頃を迎えた天龍寺拝観コースから見下ろした大方丈方面
大方丈から曹源池越しの西山方面
言語が入り乱れる大勢の観光客がたむろする大方丈と曹源池
外から見た一部見頃の常寂光寺
駐車場から見た常寂光寺
一部見頃の二尊院参道
コンパクトな祇王寺
落葉散り敷く苔庭
鮮やかさ際立つ一木
化野念仏寺参道
西院の河原を取り囲む石塔
西院の河原
疲れた足元を癒やしてくれる嵐電嵐山駅の足湯
 嵐電嵐山駅から地下鉄東西線を乗り継いで蹴上駅下車、南禅寺塔頭の天授庵ライトアップの時間待ちを間に南禅寺境内を散策。ライトアップ入山待で知り合った天授庵檀家のご夫婦と招待券でご一緒にありがたく入山させて頂きました。合掌
 終わったところで近くの永観堂へ寄り道しましたが、あまりの人出に圧倒されて外からライトアアプの一部を鑑賞させていただき帰宅したのが9時頃でした。
南禅寺水路閣、シャッタースピードが遅くてぶれてはいますがご容赦を
天授庵ライトアップの主要部
天授庵ライトアップの側面
入山待の行列が続く永観堂のライトアップの一部
 最後に、今年の紅葉は天候不順が重なり例年に比べて色目に鮮やかさが欠けているせいか、目を見張るような出会いがなかったのが心残りでした。

2015年11月18日水曜日

「大きな岩と清流に滝」みたらい渓谷ウオーキングへ

真っ青な空が展開する月曜日、
思い立って家内とドライブと紅葉見物。

 国道309号線を一路南下、御所、下市、黒滝村から長いトンネルを抜けると天川村、案内所で「みたらい渓谷ハイキングコース」のリーフレットをいただき村役場の駐車場へ。
 コース案内に従って、天ノ川左岸の歩道から遊歩道入り口の案内表示に従って川沿いの歩道およそ4Kmほどで天ノ川に架かる橋をわたって右岸へ。
 ほんの僅か川下へ進んだところで、洞川方面へのコース表示に従って急な会談を上り、山上川に架かる哀伝橋(吊り橋)を渡りきると山上川の左岸となりました。
 その後は、急な傾斜が続く歩道を清流と滝を見ながら進んだところで、帰路の兼ね合いもあって洞川方面には向かわずUターンした後、天ノ川の右岸を駐車場まで引き返しました。
 
 愉しみにしていた紅葉は、前日までの雨と風のせいで散り果ててはいましたが、谷あいの上空に広がる青空と、豊富な水量と清流が醸し出す自然の素晴らしさを堪能できました。
 なお、この間に歩いた距離はおよそ10Km程度ではないかと思っています。
車道からみたらい渓谷への分かれ道
岩に埋め尽くされたような天ノ川と清流
天ノ川を左岸から右岸へ渡り終えたところの休憩所から下流方面
白倉橋から白倉林道(右手)
洞川方面への階段道
哀伝橋(吊り橋)
山上川
第二の吊り橋
大きな岩盤
点在する滝の一つ
山上川の流れと斜面に残る紅葉
登るに連れて見らた紅葉

2015年11月14日土曜日

近場で体験できた、鳥達とのさまざまな出会い。

晩秋を迎えて紅葉も鮮やかさが際立つ中、
手近なところで接する小鳥たちの世界でも、
夏鳥が季節を感じて移動をしたあと、
冬鳥があとを追って飛来するかと思えば、
移動には無縁の小鳥たちもいます。

 最初に目にしたのは、我が家で庭の除草中突然目の前に現れて、しばらくバラに取り付いた虫を食して姿を消した夏鳥が一羽。
鳴き声が特徴的と言われる、センダイムシクイです。
 そして、我が家の周辺からいつものウオーキングコースである里山公園とその周辺で見かけるようになった冬鳥たち。
町内の瓦屋根で最初に見かけた、ジョウビタキ♂
里山で初見参の、頭頂の羽毛が特徴的なミヤマホオジロ♀
ズングリムックリな体型でわかりやすい、シメ
盛んに木の実を啄む、シメ
昨年までと異なり飛来数が増加した、オシドリ(残念ながら距離が遠くて)
やや近いところに一羽だけの、オシドリ♂
ペアを組んで仲良く、マガモ
 移動には無縁の小鳥たちが多くいる中で、隣接する自然公園で鳴き声だけは耳にしていた個体を実際に見ることができて感動を覚えた個体の群。
シメとよく似た体型ですがカラフルさと嘴が特徴的な、イカル♂

2015年11月5日木曜日

二度と見ることがないと思えば

今からちょうど400年前、
本阿弥光悦は俵屋宗達、尾形光琳とともに、
数多くの絵画、工芸品を輩出。
それが後の世まで琳派と引き継がれて、
耳目を一心に集める作品が誕生しました。

 そして75年ぶりと称される風雨人雷神図屏風の同時展示が、京都国立博物館で実現したのを機会に、家内を伴って真っ青な空が広がる秋の京都を愉しんできました。
 会場は、平成知新館の3階から1階へと順次下る構成になっており、それぞれの階には国宝、重要文化財が展示されていました。
 例えば、3階では俵屋宗達と本阿弥光悦のコラボレーションの傑作である重要文化財「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」が観客の注目を一新に集め、2階では俵屋宗達、尾形光琳を中心とする琳派誕生の作品が展示されていました。
 そして1階の1室では、知る人ぞ知る「風神雷神図」が中央に俵屋宗達の真筆、右手には尾形光琳の模写図、左手には尾形光琳の模写と言われる酒井抱一図が掲げられ、近くではそれぞれの作品が、作品を結ぶ中央に経てば遠目から違いがわかる展示がなされていました。
 とにかく、ギャラリーの数が多くてじっくりと鑑賞する余裕がなかったものの、入館後およそ3時間足腰の疲れる美術館となりました。
 退館後、せっかくの機会を利用してわずかの距離にある「養源院」を訪ね、所蔵する俵屋宗達の襖杉戸絵のレプリカ(実物の1面は博物館で鑑賞)をはじめ本堂の襖絵をなどを拝観して帰宅しました。
会場となる「平成知新館」前の入り口出迎える俵屋宗達の風雨人雷神図
裏面の、俵屋宗達と本阿弥光悦のコラボレーションになる「鶴下絵和歌巻」の部分
入館待ちで見かけた、愛宕山から北山にかけてかかる笠雲?
昨年は、鳥獣人物戯画で賑わった明治古都館
明治古都館前に設置された、ロダン作「考える人」
国立博物館から道を隔てて南に100mほどの距離に、養源院