2011年11月30日水曜日

霜月から師走へ

 日差しもよく暖かい霜月最終日となった我が家では、秋も終盤を迎え花々も春の景色へと模様替えが進んでいます。
 昨年から家内が始めたフラワーリースも、今年はガーデンシクラメン、ビオラ、アリッサムの混植に模様替え行なったところです。
 お陰様で、今までアプローチの周りで唯一の存在であったガーベラの植木鉢がフラワーリースに変わったことで華やかになりました。
 また今年の暖かい気象が幸いしたのか、昨年までと異なりバラ(ピンクピース)が大きな花弁をつけたように感じています。

2011年11月25日金曜日

近場でこんな出会がありました。

 週のはじめには、北山の峠歩きでは真っ青な空を背景に古都の紅葉と古の里人が越えたであろう峠を心ゆくまで鑑賞してきました。
 今日は近場の里山歩きで、まさにシーズンの終わりとシーズンの始まりを告げる光景を目撃することとなりました。
 1つは、今月には姿を消すであろうオオアオイトトンボの連結と♂の三頭が居合わせた方の指先から手首にかけて止まっている姿であり、あとひとつは可愛い冬の渡り鳥であるジョウビタキの女の子でした。

2011年11月24日木曜日

北山の峠を歩く(Pt2)

 Pt1に引き続き、最高点半国高山から一気に大谷林道へ下山。林道歩きを経て終点周山街道杉戸口到着。すでに太陽は山肌の中間点から山上部を照らすのみとなっていました。
 JRバス乗車後、周山街道を清滝川に沿って市内方面へ、北山杉の加工で著名な中川集落や両岸を彩る紅葉に目を奪われながら槇尾到着。日没までの時間が残されていることから思い立って単独下車。
 バス停から坂道を下って清滝川左岸へ、日没までに時間はあるものの谷底に位置する関係から、午前中に見た目の覚めるような紅葉はすでになく、西明寺口から川床の照明が秋の夕暮れとしっとりと落ち着いた雰囲気を醸しだす高雄まで心ゆくまで愛でることが出来ました。

2011年11月23日水曜日

京都北山の峠を歩く

 昨日(11月22日)早朝6時に自宅出発、京都出町柳駅にて総勢6名が京都バスに乗車、雲ひとつない秋晴れの市内北部雲ヶ畑へ、車窓からすでに紅葉の洗礼を受けながら終点岩屋橋到着
 ひなびた京の奥座敷を思わせる風情が漂う中、露を宿した楓が朝の光を浴びて輝くばかりの情景が志明院岩屋不動まで続いていました。
 


 紅葉に彩られた志明院岩屋不動の境内をかすめて登山道へ入ります。
 コースは、半国高山(標高670m)をピークとして勾配の急な4つの峠を経由する展望の少ないものですが、林間越しに鮮やかな紅葉が随所に見え、さらに、展望は少ないとは言え2番目の標高を持つピーク667では、東面に北山の名峰桟敷ヶ岳が赤く色づく様子がくっきりと見ることが出来ました。

2011年11月17日木曜日

生き物たちの錦織公園では

 11月も中頃を迎えた錦織公園では、秋もいよいよ深まりつつあるようです。
 夏の暑さをものともせずに飛び回っていたトンボもほとんど姿を消した中、太陽を存分に浴びた石垣では老熟したアキアカネのオスが、まるで暖を取るように静かに止まっていました。
 一方、小さな池の中にアクセントとしておかれた石では羽根を休めているキセキレイと、静かな水面に岸辺の楓の紅葉を写す様がベストマッチングそのもので、深まるゆく日本の秋を感じさせてくれました。

2011年11月15日火曜日

錦織公園の秋は着実に進んでいます。

 今日は朝から晴れ渡りやや冷たい風が吹き渡るようになって、ようやく秋の深まりを感じさせるようになりました。
 いつものウオーキングへ、願わくば野鳥が観察できるのではないかと期待して昨日収穫した熟柿を持参して出かけましたが、時間帯が悪いせいか空振りに終ってしまいました。
 目当ての野鳥との出会はかなわなかったものの、ハクセキレイとキセキレイが若干離れてのTwo Shootを拝見できました。
 
 園内に目を転ずれば、夏の暑さをものともせずにたくましく咲いていた草花はほとんど姿を消し。、かわって農家を模してしつらえた「里の家」の外構を飾る南天の赤い実と、玄関先に並べられた菊の鉢植えと周辺の木々の紅葉が見事に深まりつつある秋を演出しています。
 一方、自然の散策路である尾根道の開けた道端では、本来春に咲くべきモチツツジが濃いピンク色の花をつけているのが鮮やかに目に入ってきます。

貴重な生き物が生存していました。

 画像は10月初旬に、岸和田蜻蛉池公園で定期的に行われている自然観察のゲストとして特別に参加させていただいた折捕獲されたものです。
 発見時点で、参加されていた専門家の見解によると大阪府内での発見は非常に稀なことではないかと大いに話題になりました。
 その後、詳細な調査が行われた結果、府内では2007年に発見の記録が判明しました。いずれにしても、本種は環境省が指定するレッドブックデータリストによると絶滅危惧種CR+NTに指定された貴重なものであることは間違いのない事実として確認されました。

2011年11月10日木曜日

11月の錦織公園(Pt2)

 一昨日の比良山系横断で酷使?した体のクールダウンを兼ねて公園ウオーキングに出かけました。昨日あたりから気温の低下で秋の訪れを実感するようになると同時に、今日は雲の間からわずかに日が射すような天候でさらに季節が進んだような趣です。
 公園に入ってすぐに出会う池の周りでは、何故か季節に取り残されたようにワレモコウとツリガネニンジンが枯れ草の間で咲いていました。 

 さらに進んでいつもバードウォッチャーで賑わう近くの疎林では、季節はずれのモチツツジの開花と隣り合うようにジョロウグモの巣にはモンキチョウの翅だけが取り残された掛かっていました。

2011年11月9日水曜日

秋色の比良山系へ

 立冬の日(11月8日)の昨日、早朝6時前に自宅を出発し総勢6名にて滋賀県大津市坊村から明王谷コースを最高地点(1076.8m)の烏谷山(カラトヤマ)から葛川越えを経て湖西線志賀駅を目指して出発しました。
 天候も山歩きには申し分のない状況で、出発地点でもすでに黄葉は始まっていましたが、高度を上げるにつれもみじの赤が加わってひときわ華やかさが増していました。


山頂からは、なだらかな山頂を見せる蓬莱山から手前の琵琶湖の湖面、遠くに湖東の平野がずっと開けている姿を楽しむことが出来ました。
 このコース前半の山頂までは傾斜はあるもののそれほどハードではありませんが、葛川越えからの下山路は、比良山系特有の大小様々な花崗岩が露出する勾配のきついガレ場が続くハードなコースです。

2011年11月4日金曜日

11月の錦織公園

 およそ11月とはおもえない気候のもと、汗と戦いながらいつもどおりのウオーキングと自然観察でした。
 とは言いながら自然は着実に進んでいるようで、遊具を備えた「やんちゃの里」にあるアメリカフウは、すでに落葉が始まっており、公園内の落葉樹も早いものは色づきが見られる中にあって、数名のバードウォッチャーに混じって珍しくアオサギが獲物を狙っている姿を見ることが出来ました。

2011年11月2日水曜日

三度目の蜻蛉池公園へ

 日曜日(10月30日)に予定していましたトンボを含む水性動物の定期調査が、現地集合直後の雨のため中止になりました。
 前回捕獲されたトンボの一頭に、非常に貴重なものが含まれており参加者一同大いに興奮させられたものです。それもあって、本日は私だけが前回門外漢のゲストであるにもかかわらず距離も近く現地へのアクセスが用意であることと、天候もよく時間の都合がつきましたので、出かけてきました。 
 前回(10月7日)多くのトンボが飛翔していました池は、水面のほとんどが赤い藻におおわれており、見つかった個体はリスアカネ♂が一頭のみでした。
 前回の調査に同行した専門家の見方では、ひょっとしてこの藻の影響が考えられるかもしれないと連絡をもらっています。