2011年12月26日月曜日

早くも正月飾りが

 今日も寒風吹きすさぶなかの公園ウオーキングでした。本来なら冬休みを迎えた子ども達で賑わうところが、寒さのせいか訪れる人もまばらで静かな公園風景となっていました。
 早いもので平成23年もあと1週間足らずとなってしまい、河内の里に佇む里の家では赤い実をつけた南天に寄り添うように正月飾りの準備を終わり、あとは新年を迎えるのみとなっていました。
 一方、いつも歓迎してくれるセキレイ達は、すっかり冬の佇まいにかわってしまった池畔を背景に糧を求めている姿が印象的でした。

2011年12月20日火曜日

大仙公園を訪ねて

 数日来寒波の襲来で寒い日が続く中、鳥友さんに同行して堺市大仙公園へ初めて出かけました。
 堺市内の中心部に近い都市公園ですが、ユネスコの世界遺産登録の候補として名乗りを上げている仁徳陵を含む古墳群に隣接している関係で、緑も多くロケーションとしてはうってつけではないかとおもわれます。
 なかでも、日本庭園は池にせり出した日本家屋を取り囲むように池を巡らしているところから展望が素晴らしくこころなごむ趣です。
 池中には、この時期渡り鳥がゆっくりと遊弋する姿を間近に見ることができます。
 一方、庭園外に広がる公園の一部では、植樹されたマユミの実が赤く熟れシジュウカラ、メジロなどの野鳥が群れをなして訪れ、餌としてさかんに啄んでいました。

2011年12月15日木曜日

小春日和の公園では

 一気に寒さがやってきたのもつかの間、今日は小春日和で絶好の公園ウオーキングを楽しむことが出来ました。本来なら自宅から直行するところを、おおきく迂回して公園までの田園風景を交えての歩行です。
 公園では、小春日和を歓迎するかのように散策路に植えられたボケの一部にピンクの花弁をつけるものがみられたり、数日前に見たアキアカネ3頭のうちの♂1頭がコンクリートブロック上で日差しを浴びてじっとしている姿を見ることが出来ました。(いつまで、生き延びるか楽しみです。)


2011年12月12日月曜日

晩秋から初冬を迎えた公園の昆虫たちは

 暖かかった晩秋の気候も、数日前からの冷たい季節風の噴出しに伴い一気に寒気がやって来ました。
 11月中の土日は来場者も多く賑わっていた公園も、黄葉から褐葉、落葉ともなれば日を追って見所も少なくなる反面、しっとりと落ち着いた雰囲気が訪れています。
 一方、昆虫たちの世界においても気象条件、特に気温の低下は活動の場を狭め、次の世代への移行を終えたりあるいはその準備に入っているようです。

 本日の公園ウオーキングでは、風当たりが少なく東南方向に開けた斜面では、太陽を十分に浴びた法面保護ブロックの表面に老熟したアキアカネの♂、♀とキチョウを確認することが出来ました。

2011年12月10日土曜日

師走の紅葉二景(Pt2)

 今朝は今冬一番の冷え込みのせいか、自宅周辺は霜に覆われ白い世界が出現したようでした。それでも時間の経過と共に気温も徐々ではありますが上がり晩秋から初冬の雰囲気を伝えていました。
 4日間ほど白内障の手術で入院していたのですが、経過もよく早速体調管理の公園ウオーキングに出発。北西の季節風がやや強く吹くもの雲間の日差しもありウオーキング条件としては特に支障のあるものではなく、むしろ快適な部類ではないかと感じました。
 さすがに、師走も10日を過ぎたことと雨上がりであることも重なって、土曜日にも関わらず家族連れもほとんどみられず落ち着いた雰囲気の公園です。風に舞う落葉がシーズンの終わりを告げているものの、園内最大の奥池では紅葉に囲まれて群泳するヒドリガモ、赤穂池では対面する嶽山中腹の目白不動尊周辺を彩る紅葉が去りゆく秋の風情を色濃く反映していました。

2011年12月5日月曜日

鳥さんたちとの身近な出逢い

 師走を迎えると同時に、ようやく初冬の寒さがやってきたようです。先月末近くまでまで見かけたトンボのアキアカネもすっかり姿を消したようです。
 今朝は夜間の放射冷却によるものか気温も10度を下回っていたが、時間の経過と共に気温が上昇し晩秋の快適さを感じる次第でした。
 思い立って、公園ウオーキングの知り合いから聞き及んでいた観鳥スポットへ出かけたところ、風もなく絶好の気象条件が幸いしたのか、太陽を全身に浴びているチョウゲンボウとイソヒヨドリの姿を間近に見ることが出来ました。


2011年12月2日金曜日

師走の紅葉二景

 今年の秋は各地とも例年になく暖かい(むしろ暑い)日が多く、朝夕の寒暖差に左右されると言われる紅葉には条件が悪いようです。
 日頃からウオーキングに利用させてもらっている錦織公園では、ベースが雑木主体の里山である関係から黄葉が多く、紅葉となると比較的場所が限定されるようです。
 それだけに、やんちゃの里から桜木の里に通じる「せせらぎの小径」入口近くでは、雑木林の中に混じって鮮やかな紅葉の並木があります。


 また、公園南口の「石水苑」でも石組みから突き出すように植えられた楓の紅葉が、水面に映えて素晴らしい景色を演出したいます。

2011年11月30日水曜日

霜月から師走へ

 日差しもよく暖かい霜月最終日となった我が家では、秋も終盤を迎え花々も春の景色へと模様替えが進んでいます。
 昨年から家内が始めたフラワーリースも、今年はガーデンシクラメン、ビオラ、アリッサムの混植に模様替え行なったところです。
 お陰様で、今までアプローチの周りで唯一の存在であったガーベラの植木鉢がフラワーリースに変わったことで華やかになりました。
 また今年の暖かい気象が幸いしたのか、昨年までと異なりバラ(ピンクピース)が大きな花弁をつけたように感じています。

2011年11月25日金曜日

近場でこんな出会がありました。

 週のはじめには、北山の峠歩きでは真っ青な空を背景に古都の紅葉と古の里人が越えたであろう峠を心ゆくまで鑑賞してきました。
 今日は近場の里山歩きで、まさにシーズンの終わりとシーズンの始まりを告げる光景を目撃することとなりました。
 1つは、今月には姿を消すであろうオオアオイトトンボの連結と♂の三頭が居合わせた方の指先から手首にかけて止まっている姿であり、あとひとつは可愛い冬の渡り鳥であるジョウビタキの女の子でした。

2011年11月24日木曜日

北山の峠を歩く(Pt2)

 Pt1に引き続き、最高点半国高山から一気に大谷林道へ下山。林道歩きを経て終点周山街道杉戸口到着。すでに太陽は山肌の中間点から山上部を照らすのみとなっていました。
 JRバス乗車後、周山街道を清滝川に沿って市内方面へ、北山杉の加工で著名な中川集落や両岸を彩る紅葉に目を奪われながら槇尾到着。日没までの時間が残されていることから思い立って単独下車。
 バス停から坂道を下って清滝川左岸へ、日没までに時間はあるものの谷底に位置する関係から、午前中に見た目の覚めるような紅葉はすでになく、西明寺口から川床の照明が秋の夕暮れとしっとりと落ち着いた雰囲気を醸しだす高雄まで心ゆくまで愛でることが出来ました。

2011年11月23日水曜日

京都北山の峠を歩く

 昨日(11月22日)早朝6時に自宅出発、京都出町柳駅にて総勢6名が京都バスに乗車、雲ひとつない秋晴れの市内北部雲ヶ畑へ、車窓からすでに紅葉の洗礼を受けながら終点岩屋橋到着
 ひなびた京の奥座敷を思わせる風情が漂う中、露を宿した楓が朝の光を浴びて輝くばかりの情景が志明院岩屋不動まで続いていました。
 


 紅葉に彩られた志明院岩屋不動の境内をかすめて登山道へ入ります。
 コースは、半国高山(標高670m)をピークとして勾配の急な4つの峠を経由する展望の少ないものですが、林間越しに鮮やかな紅葉が随所に見え、さらに、展望は少ないとは言え2番目の標高を持つピーク667では、東面に北山の名峰桟敷ヶ岳が赤く色づく様子がくっきりと見ることが出来ました。

2011年11月17日木曜日

生き物たちの錦織公園では

 11月も中頃を迎えた錦織公園では、秋もいよいよ深まりつつあるようです。
 夏の暑さをものともせずに飛び回っていたトンボもほとんど姿を消した中、太陽を存分に浴びた石垣では老熟したアキアカネのオスが、まるで暖を取るように静かに止まっていました。
 一方、小さな池の中にアクセントとしておかれた石では羽根を休めているキセキレイと、静かな水面に岸辺の楓の紅葉を写す様がベストマッチングそのもので、深まるゆく日本の秋を感じさせてくれました。

2011年11月15日火曜日

錦織公園の秋は着実に進んでいます。

 今日は朝から晴れ渡りやや冷たい風が吹き渡るようになって、ようやく秋の深まりを感じさせるようになりました。
 いつものウオーキングへ、願わくば野鳥が観察できるのではないかと期待して昨日収穫した熟柿を持参して出かけましたが、時間帯が悪いせいか空振りに終ってしまいました。
 目当ての野鳥との出会はかなわなかったものの、ハクセキレイとキセキレイが若干離れてのTwo Shootを拝見できました。
 
 園内に目を転ずれば、夏の暑さをものともせずにたくましく咲いていた草花はほとんど姿を消し。、かわって農家を模してしつらえた「里の家」の外構を飾る南天の赤い実と、玄関先に並べられた菊の鉢植えと周辺の木々の紅葉が見事に深まりつつある秋を演出しています。
 一方、自然の散策路である尾根道の開けた道端では、本来春に咲くべきモチツツジが濃いピンク色の花をつけているのが鮮やかに目に入ってきます。

貴重な生き物が生存していました。

 画像は10月初旬に、岸和田蜻蛉池公園で定期的に行われている自然観察のゲストとして特別に参加させていただいた折捕獲されたものです。
 発見時点で、参加されていた専門家の見解によると大阪府内での発見は非常に稀なことではないかと大いに話題になりました。
 その後、詳細な調査が行われた結果、府内では2007年に発見の記録が判明しました。いずれにしても、本種は環境省が指定するレッドブックデータリストによると絶滅危惧種CR+NTに指定された貴重なものであることは間違いのない事実として確認されました。

2011年11月10日木曜日

11月の錦織公園(Pt2)

 一昨日の比良山系横断で酷使?した体のクールダウンを兼ねて公園ウオーキングに出かけました。昨日あたりから気温の低下で秋の訪れを実感するようになると同時に、今日は雲の間からわずかに日が射すような天候でさらに季節が進んだような趣です。
 公園に入ってすぐに出会う池の周りでは、何故か季節に取り残されたようにワレモコウとツリガネニンジンが枯れ草の間で咲いていました。 

 さらに進んでいつもバードウォッチャーで賑わう近くの疎林では、季節はずれのモチツツジの開花と隣り合うようにジョロウグモの巣にはモンキチョウの翅だけが取り残された掛かっていました。

2011年11月9日水曜日

秋色の比良山系へ

 立冬の日(11月8日)の昨日、早朝6時前に自宅を出発し総勢6名にて滋賀県大津市坊村から明王谷コースを最高地点(1076.8m)の烏谷山(カラトヤマ)から葛川越えを経て湖西線志賀駅を目指して出発しました。
 天候も山歩きには申し分のない状況で、出発地点でもすでに黄葉は始まっていましたが、高度を上げるにつれもみじの赤が加わってひときわ華やかさが増していました。


山頂からは、なだらかな山頂を見せる蓬莱山から手前の琵琶湖の湖面、遠くに湖東の平野がずっと開けている姿を楽しむことが出来ました。
 このコース前半の山頂までは傾斜はあるもののそれほどハードではありませんが、葛川越えからの下山路は、比良山系特有の大小様々な花崗岩が露出する勾配のきついガレ場が続くハードなコースです。

2011年11月4日金曜日

11月の錦織公園

 およそ11月とはおもえない気候のもと、汗と戦いながらいつもどおりのウオーキングと自然観察でした。
 とは言いながら自然は着実に進んでいるようで、遊具を備えた「やんちゃの里」にあるアメリカフウは、すでに落葉が始まっており、公園内の落葉樹も早いものは色づきが見られる中にあって、数名のバードウォッチャーに混じって珍しくアオサギが獲物を狙っている姿を見ることが出来ました。

2011年11月2日水曜日

三度目の蜻蛉池公園へ

 日曜日(10月30日)に予定していましたトンボを含む水性動物の定期調査が、現地集合直後の雨のため中止になりました。
 前回捕獲されたトンボの一頭に、非常に貴重なものが含まれており参加者一同大いに興奮させられたものです。それもあって、本日は私だけが前回門外漢のゲストであるにもかかわらず距離も近く現地へのアクセスが用意であることと、天候もよく時間の都合がつきましたので、出かけてきました。 
 前回(10月7日)多くのトンボが飛翔していました池は、水面のほとんどが赤い藻におおわれており、見つかった個体はリスアカネ♂が一頭のみでした。
 前回の調査に同行した専門家の見方では、ひょっとしてこの藻の影響が考えられるかもしれないと連絡をもらっています。

2011年10月31日月曜日

青い赤トンボを見つけました。

 いつものウオーキングで見かけたものです。全身が青くまるで宝石を思わせる様な小型のトンボです。
 正式な名称は、ナニワトンボと呼ばれている環境省のレッドデータブックに絶滅危惧種Ⅱ類(VU)として登録された種類で、命名の由来は大阪(浪速)に由来するそうです。

2011年10月28日金曜日

今月2度目の岩湧山へ

 昨日に引き続き、秋特有の澄み切った青空をみていると、当初計画していた瀧谷不動尊月例縁日詣でを急遽変更して岩湧山へと出かけました。 ちょうど、来月8日に比良山行の予定がありトレーニングを兼ねると同時に花々の鑑賞まで、一石二鳥が叶いました。
 山頂では、見頃を迎えたススキの白い穂波が近くは葛城・金剛山系から遠く吉野の山系をバックに、太陽をいっぱい浴びて輝いています。
 また、ススキ原の中では、淡紫色のリンドウ、白いアケボノソウに混じって黄色いアキノキリンソウが控えめに咲いています。

2011年10月27日木曜日

錦織公園にこんな花が咲いています。

 いつもの公園ウオーキングで見かけた黄色い花が、河内の里にある「里の家」備えつけの花ガイドで調べてみればオオニガナであることが判明しました。
 本種を自宅へ帰ってWEBサイトで念のため検索してみると環境省のレッドデータブックで指定された準絶滅危惧種NTと書かれていました。特別に珍しいものでなないかと思いますが、植物は動物と違って移動ができませんからそっと見守っていただければと

2011年10月21日金曜日

10月の錦織公園にて(Pt3)

 予報では週末から天候は崩れ雨になるとのことなので、予定にはない公園ウオーキングに出かけてきました。
 週末を控えているせいか保育園、少学校低学年の団体が多く、いわゆる黄色い声が賑やかに飛び交っおり、日頃は静かな公園が週末の様相を呈していました。
 河内の里では刈り取りの終わった古代米が、昔懐かしい「はざかけ」で乾燥されておりました。聞くところによると乾燥の終わった古代米は、栽培中の茶葉の摘み取りが終わる来年6月頃に、この地方に昔から伝わる茶粥として試食会に振舞われるようです。


 河内の里から「やんちゃの里」に通じる道の両側を、赤く色づき始めた「アメリカフウ」が秋の景色を演出しています。また、いつも見かけるキセキレイが、胸から腹にかけての鮮やかな黄色を見せながらさえずる姿も見せてくれました。
 

2011年10月19日水曜日

秋の百里ヶ岳へ

 この時期天候はめまぐるしく変わるようですが、昨日は幸いなことに変わり目の翌々日とあって上空には秋の空が大きく拡がっていました。 京都・大阪・兵庫から参加者総勢10名を集めて、京都から2台の車に分乗して滋賀と福井の県境に位置する百里ヶ岳山頂を目的地とする山行に参加することが出来ました。           
                    
 大津市途中を過ぎての山間で、山間特有の雲間からほんの少しの雨つぶを観測したものの、出発・帰着地点である高島市朽木小入谷ではすっきりと青空が広がり、日陰ではやや冷たい風が吹くものの絶好のコンディションでした。
 山頂に近づくにつれブナの黄葉を始めとして木々の色づきが目につくようになる中、快調に山頂へ
 1等三角点を有する山頂広場?でおよそ1時間、ゆっくりと昼食、ティタイムを取った後、残る目的地おにゅう峠へ。途中何度かのアップダウンを繰り返しながら根来坂峠を経由しておにゅう峠到着。2つ目の楽しみであった福井県小浜方面の展望を行なって出発地へ。下山中には、本来ならこの時期には見られない白いイワウチワを発見。
 

2011年10月14日金曜日

10月を迎えて狭山池では

 いつもの公園ウオーキングへ出かけたところ、雨模様の気配が濃厚になりましたので急遽方向を変更して狭山池へと向かいました。
 南の空には黒い雲がかかり、紀泉の山並みは雲がたれこめている状況ではあり、早晩雨降りは計算の中ではありました。
 途中狭山神社で宮参りの家族連れと出会って一言二言の会話をかわして周遊コースへ


 池堤の石組みの中には野生化したアサガオがピンクの花をつけ彩りを添えています。一方、夏の間は上空を舞っているヒバリが石組みの間で盛んに餌をついばんでいる姿をしばらく間近に観ていると、近くのフェンスの上では渡りが間近に迫っているノビタキの仲間を呼ぶ姿をも偶然お会いした馴染みのバードウォッチャーと一緒に拝見できました。