2012年8月28日火曜日

近つ飛鳥風土記の丘から平石城跡まで

近つ飛鳥博物館

 今年4月に偶然図書館で借り受けた「天皇陵の謎」に触発され、主だった古墳めぐりを思い立ったまますでに4ヶ月を過ぎたところです。今日も、残暑が一向に衰えを見せないなかではありますが、手始めに近場のウオーキングをかねて古墳巡りに出かけてきました。
 とりあえず、猛暑であることと駐車場を考慮して「近つ飛鳥博物館」から「近つ飛鳥風土記の丘」をメインにした短時間のウオーキングとしました。
出発点である「近つ飛鳥博物館」は著名な安藤忠雄氏が設計し、建物のほぼ中央部に「黄泉の塔」が空中に向かってそびえ建つ姿がひときわ目立存在です。
一方、博物館の後背地には広大な「近つ飛鳥風土記の丘」が展開し、敷地内は、古代史の片鱗を伺わせる数多くの古墳が点在する自然公園となっており、展望台からは周辺の古墳群を含めて多くのものが望めます。
また、外周路から外れて脇道をたどると、ダイヤモンドトレールの主要部を構成する大和葛城山系から金剛山までを間近に見る絶景のポイントと、終点には平石城跡と表示された案内板があり古墳時代とは異なった南北朝時代におもいをはせることができます。
外周路


















第1展望台








第2展望台








ダイヤモンドトレール








平石城跡

2012年8月25日土曜日

狭山池の水辺では

西側四阿から大和葛城山・金剛山
連日の酷暑で一向に秋の気配が感じられないこのごろですが、前日の岩湧山から水辺に涼を求めて狭山池ウオーキングへ、上からの直射と下からの輻射は中点にかかるにつれ厳しさが増しましたが、水面を渡る涼風に助けられながらの歩行となりました。
 西側の四阿では、青空の中に白い綿雲をいただく大和葛城山・金剛山系の稜線はくっきりとした姿を見ながらの休息ができました。また、近場の築山では暑さをものともせずにハクセキレイが餌をついばみ、水辺から水面にかけてはアオサギ、カワウ、帰化植物であるタカサゴユリが点景としてアクセントを添えていました。
ハクセキレイ 














アオサギ 














カワウ 














タカサゴユリ 

2012年8月24日金曜日

秋の気配の岩湧山へ

岩湧寺多宝塔
連日の酷暑で体力の消耗を痛感する毎日です。かと言って自宅に籠ることは百害あって一利なし、先週の金剛山で味をしめたつかの間の避暑気分を、河岸を変えて岩湧山へと出かけてきました。
 出発時点では、山頂部にわずかに雲が見える程度でしたが、近づくにつれ雲量が増える状況でいささか心配したものの予定通り岩湧の森駐車場へ、駐車場から登山口となっている岩湧寺にかけてはシュウカイドウの群落がピンクの花をつけ秋のおとずれを演出しているようでした。
 山頂では、予想通り低い雲が上空を覆って強い日差しを遮っているなかで、可憐なササユリに変わって夏を象徴するような赤色のコオニユリが見頃を迎え、来客?のキアゲハが乱舞していました。そんな中、餌を求めて空中を飛翔するウスバキトンボが、登山道脇の草で珍しく体を休める個体やオオシオカラトンボをも見かけました。
コオニユリとキアゲハ














ウスバキトンボ














オオシオカラトンボ♀

 

2012年8月23日木曜日

暦の上では秋ですが

芙蓉
処暑もすぎ暦の上では秋を告げていますが、まだまだ残暑厳しく一日も早い夏の終わりを心待ちにする毎日です。
 高校野球最終日の今日、プレーボールまでの時間を利用して酷暑を構わず明治池公園にウオーキングへ。連日の猛暑で池の水面が下がったこともあって、普段ではへらぶな釣りで賑わうところが、ほんの僅かの太公望が訪れているのみで静かな佇まいでした。
 池を取り囲む、植栽のなかで芙蓉が真っ青な空に向かってピンクの花弁を開き、池面にせり出した枯れ枝ではテリトリーを主張するタイワンウチワヤンマがアメンボウを従えるようにあたりを伺っていました。
 午後からは、高校野球の優勝校を確認した後場所を変えて錦織公園へ、こちらも猛暑と夏休みも終盤が影響したのか、来園者は皆無と言って良い状況でした。お陰様で、ピークを迎えた青い赤とんぼの異名をもつナニワトンボのブルーに輝く複眼を始め、普段は目にする機会の少ないオオシオカラトンボを下から、さんざん騒がせたクマゼミにとって変わるように存在感が増したアブラゼミが東京郵便局の木として知られるタラヨウの樹液を吸う姿を身近に見ることができました。
タイワンウチワヤンマ&アメンボウ

 












ナニワトンボ














オオシオカラトンボ














アブラゼミ

2012年8月17日金曜日

明治池公園で童心に帰って

今日も朝から強烈な日光が降り注いでいましたが、ふと思い出して昔の夏休みの遊びとして印象深いトンボとりならぬトンボショットに、かねて目をつけていた明治池公園へ出かけました。
 連日の猛暑でさしもの深さを誇る池も、水面の低下は避けられず満水面からおよそ1m近くに下がっていました。それでも、交尾中のカップルが2組水草に止まり♀が盛んに産卵を続けていました。(特にギンヤンマは、幼い頃にもっとも多く接した種で、♂の腹部が鮮やかであったこと)
 また、この池で数多く見られるタイワンウチワヤンマ♂は、それぞれの縄張りで周囲を見張り、テリトリーに近づく同種とのバトルを繰り返したいました。

















酷暑にもめげずに金剛山へ

トリカブト
久方ぶりに台風がもたらしたとおもわれる雨も、近畿地方の一部では大きな被害が報じられていますが、当方では花・木にとって恵みをもたらしてくれたようです。
 雨が秋の気配を運んでくることを期待したのですが見事に肩透かし、昨日は朝から真っ青な空から照りつける太陽で気温がどんどん上昇する有様でした。このような中、ここ1ヶ月ほど遠のいていました金剛山へ僅かな時間ではありますが、避暑を兼ねて歩いて見ました。
 山頂部はさすがに標高が1000mもあって気温が24度、麓では熱風と表現しても良い風も心地よく
まるで避暑地気分をしばしの間満喫できました。
 周辺では、根に猛毒のトリカブトを含むことで有名なトリカブト、我が家では咲き終わってしまったキキョウ、クサアジサイの植物類が花を咲かせ、ヒョウモンチョウ、オオルリボシヤンマ、タカネトンボの昆虫類が飛び交っています。
 他方、コースを変えた下山路ではフジウツギ、ツリフネソウに混じってフジグロセンノウの群落を初めて目にすることができました。
キキョウ











クサアジサイ












ヒョウモンチョウ











オオルリボシヤンマ♂










タカネトンボ♀











ツリフネソウ

2012年8月13日月曜日

錦織公園の青い赤とんぼと赤とんぼ

ナニワトンボ♂
 今日も高めの降雨確率が出ていましたが、上空にはわずかでありますが時折青空が見え日差しも伴って、雨ならぬ蒸し暑さが一層体にこたえるには気象条件でした。
 ウオーキングには不向きな条件ではありましたが、昨年の今頃初めて出会った青い赤とんぼ(ナニワトンボ)を求めて錦織公園へ出かけてきました。
 連日の気象条件のせいか入園者もほとんど見られないことが幸いしたのか、目当てのナニワトンボ♂ばかりでなく、リスアカネ♂も同じフィールドでゆっくり観察ができました。















リスアカネ♂

2012年8月10日金曜日

野鳥園でオスプレイを見てrきました。

昨日所用があって大阪南港のATC(アジアトレードセンター)に出かけた折、時間待ちの時間を利用して大阪南港野鳥園へ寄り道をしてきました。おもな目的は、園内にある汽水域の葦原に生息するであろうトンボを観察するためでした。
 ところが、観測ポイント以外は立ち入りが制限されていることを、事前の調査で確認せずに出かけた結果初期に目的を果たせませんでした。折角の機会でもあり観測ポイント(野鳥)でバードウオッチング中の方々と談笑をして時間つぶしを行なっていたところ、ボラを捕食したオスプレイ(ミサゴ)が海中に突き出た木の上で食事をする姿を目撃することができました。

 
















2012年8月9日木曜日

立秋を過ぎた我が家の庭では

オキシペタラム
立秋を過ぎたものの相変わらずの酷暑です。それでも、ここ2日ほどは乾いた風が吹き抜け朝晩の涼しさを僅かに実感するようになりました。
 酷暑に耐えている我が家の庭にも選手交代があり、只今ではタネから育てた青く涼し気なオキシペタラム、アサガオを始め、アサガオのネットに要領よく絡みつく白いマダガスカルジャスミンの寒色系、種まきから育て暑さをものともせずに咲きはじめた赤いニチニチソウと、すっかり花の季節が終わったアジサイのなかで唯一西洋アジサイである緑色に変色したアナベル、切り戻しの穂先から復活して二度目のお勤めを行なっているペチュニアまでの品種で賑わっています。




























2012年8月6日月曜日

高野山クラフトキャンプ2012へ

会場
恒例の高野山クラフトキャンプ2012(8/4.5)最終日の昨日家内と出かけてきました。会場は高野山森林公園の一角で、それぞれ出店者がテント仕様のブースを設け、木材加工、金属加工、陶磁器加工、ガラス加工、服飾加工製品を販売するスタイルでした。
自宅を9時頃に車で出発し、現地には11時頃到着しました。山頂の天候は台風の影響を受けたのか弱い雨模様で心配したのですが、時間の経過とともに青空も戻りひと安心したところです。


場内の、木材加工製品を取り扱っている「露風土」では、例年以上に品揃えが充実すると共に、新たに紹介パンフレットも準備して力を入れておられたのには驚きを感じました。
露風土
ガラス工芸






























服飾加工





























金属加工















木材加工

スルッと関西3Day切符で、伏条台杉群生尾根に

落雷杉
8月3日(土)早朝6時前に出発、帰宅10時のスケジュールをこなして京都北山最奥部に位置するP951からP911、小野村割岳、落雷杉までの伏条台杉群生尾根筋を猛暑の中総勢5名が歩いてきました。
 出発は、いつもどおり出町柳7:50始発の広河原行きの京都バスに乗車(1名は北大路乗車)、下ノ町で下車し、早稲田谷川に沿ってP951(標高951m)を目標に 歩行開始。途中、早稲谷川をバックにかろうじて残っているピンク色のジギタリスをはじめ、休止状態が稀なオニヤンマ、川石で翅を休めるミヤマカワトンボを鑑賞。
 風通しに恵まれた尾根筋で昼食を済ませた後メインの尾根歩き、芦生杉の巨木が歓迎してくれる中を小野村割岳(標高931.7m)、P911を経て落雷杉へ、周辺は名にし負う巨木の群生が圧巻で暫しの休息。途中の尾根筋では心地よい風に誘われるように数多くのアキアカネ(赤とんぼ)の若い個体が盛んに摂餌を行ない、成熟後の秋に里へ下る準備を進めていました。
 休息を終って通称首吊り尾根からの下山コースをとり、サエ谷出会を経由して広河原へ最終バス時刻15分前に無事到着。サエ谷川では、珍しくアサヒナカワトンボとの出会。
  天候に恵まれ猛暑のなかの山行ではありましたが、尾根筋を吹き抜ける気持ちの良い風が格好のクールダウン効果を発揮すると共に、期待通りの風光で納得の1日でした。
P951
















































ジギタリス















ミヤマカワトンボ














オニヤンマ 















アキアカネ(赤とんぼ)















アサヒナカワトンボ